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こんにちは、イボGです。
[chat face=”ibo1_uresii2.png” name=”イボG” align=”left” border=”blue” bg=”blue”] 今日は夢に向かって走る考え方と方法を考えてみたよ。 [/chat]何かの夢や目標に向かっていたはずが、停滞気味な気がする…。
もし心当たりがあれば、是非とも今後の参考にしてみて下さい。
夢に向かって進むためのエンジンは何か
「これからの世の中は好きなことを仕事にする時代」というフレーズが様々なビジネス書で散見されるようになってきました。
例えば、「さかなクン」のように好きで好きで仕方なく、夢中に取り組んでいるうちに、大きな成果が付いてくるような例もありますが、「そこまで没頭できる趣味や出来事がない」という方も実際には多いのかと思います。
私もかれこれ15年近く、DTM(パソコン上で作る音楽)と呼ばれる音楽制作・音楽活動をやってきたのですが、いつの間にかどこを目指して何をすれば良いのか、分からなくなりつつあり、自分の目的や目標をどこかに置き去りにしている感じがしています。
この表の下(現在志向)のタイプの人だと、好きなことをやり続けている間、ガソリンを自分で得ながら走っている状態なので、ガス欠知らず。特にプランなんて無かったけど、いつの間にか誰も知らない地に立っていたということもあるかもしれません。
下のタイプになることができれば一番良いのですが、残念ながら今の私は当てはまらないので、ある程度未来地図みたいなのを一度しっかりまとめてから計画的に実行・行動する必要があるのかなと思いました。
そこで、色々な書籍から学習して、「夢に向かって進むためのノウハウ」みたいなものを自分なりにをまとめています。
“目標”以上に大切な”目的”(Why)
突然ですが、「目的」と「目標」の違いって何だと思いますか?
これはある大学教授に教わった一つの答えですが、
「目的」=「目標」+「意味」
言葉で言い直すと、「なぜ”その目標”を目指すのか?」その意味を見出すのが”目的”であるというものです。
イソップ童話として「三人のレンガ積み職人」という有名な話がありますが、何かの仕事をするうえで、「ノルマ」だけに向き合っていて、それを達成する意味や価値を見出せなければ、いずれ「目標疲れ」を起こしてしまいますよ。ということの例え話になっています。
この式を見せられた時は「なるほどなぁ」と思いました。(世の中では”当初からの目的無しにでも結果的に”成功している方もたくさんいると思いますが…)
私自身の話ですが、「音楽制作して楽曲を公開する」という目標があって、ひたすら取り組んでいたのに、その先「聞いた人に何を感じてもらいたいか、何を与えたいか」といった動機の根幹となるものが欠如していたため、「ただ単にこんな曲が作りたい」という行動を繰り返すうちに、自分の中であっさりと熱量が落ちてしまうことがありましたから。
自分の到達点をより高解像度化し、鮮明にイメージすることで、きっと効率的に道を進むことができるのでしょうね。とある書籍では、毎日、起床直後・就寝直前で1分間程自分自身のありたい将来像をイメージし、刷り込んでいくと脳の記憶定着の原理からも効果的で精神的にも強くなれるといったことが書いてありました。
とは言いつつも…、目的を持つこと(活動の意味・価値を見出す)ってなかなか難しいんですよね。「自己実現のためなのか」あるいは自分以外の「他己実現のためなのか」。
私は、今後自分の行う活動において、未だ目的を見出せていないのですが、活動を通して自分の目的を見出すこと自体がひとつの目的でもあったりするので、まずは「目標疲れ」とならないように、目的というガソリン無しで活動をどうやって継続するかを考えています。
目標を鮮明にする(Where)、行動する(Go)
地図で移動するときもそうですが、目標地点が決まっていないと進むことができません。
また、「なんとなく北の方へ」または「おおよそこの辺り」といった漠然とした目的地では、あまり効率的に進むこともできません。
ただし、逆に目標の設定に時間をかけすぎて、行動時間が確保できないのも問題です。
綿密な計画(目標)を立てることも大事ですが、目標は変えてはならないものではないので、内容によってはそこまで慎重になる必要はないと思われます。むしろ、「自分の現在地によって変えていくもの」ぐらいの認識を持って、まずは行動を優先して目標(計画)を見直し続けることも大切かもしれません。
ルーレットは当選確率を多少上げるより、回数をたくさん回す方が当たる。
誰かの名言という訳ではありませんが、ビジネス書に書いてあったこの言葉を目にした時、なんとなく腑に落ちた感じがしました。
例えば、英語を学習する時も、単に英会話学校に通うのと海外に実際に定住する場合では定着率が全然違うのと同様で、いつまでも自分を磨き続けていつまでも前に進んでいない場合には、まずは海に飛び込んでみてから上手な泳ぎ方を覚えるという選択肢も持っておいて使い分けができると良いですね。
ちなみに、行動に移すことが苦手という人は「まずは1分だけでもやる」ということを覚えておいてください。物理法則などのあらゆることに共通することですが、「慣性の法則」により物が動き始める際、または行動に移す瞬間が最もパワーが必要となるのです。
その心理的負担を少しでも下げるため、「2時間やるんだ!」といった大きな考えは持たず、「とりあえず1分やる」。そしたら、惰性で気づいたらここまでやっていたということが起きていると思います。
目標を小さく分解し、行動量を計測する(How much)
年に1・2回マラソンに出走することがありますが、走り慣れていない私は、もし「現在〇〇km地点」の看板が無かったらとても辛くてゴールできる気がしません。
目標は大きければ大きいほど、自分のためになるでしょうが、遠すぎてもいけません。そこで良いのが、目標を細かく分解することです。
なお、最初のうちは間隔の狭いゴールを用意しておきますが、後半については、行動が定着したり、ペースが変更となることを見越して広い間隔のゴール設定でも良いとされています。また、この際ゴールから逆算してそれぞれの目標を立てるようにしてください。
加えてひとつのアイディアですが、マラソンでも途中に給水所・補給所があるように、どこかを達成したら自分へのご褒美を与えるといった仕組みも継続を定着させるうえで効果的な取組みと考えられるので、自分の性格と相談してぜひ取り入れてみてください。
PDCAを実行できているか
仕事でも良く聞く手法のPDCA(Plan、Do、Check、Adjust)ですが、これを自分の日常に取り入れられているかです。
※A=Actionで説いているものも見受けられます。
PDCAは古い!使えない!という声も一部ではあるようですが、例えば1週間単位でサイクルを回すなど、期間を短くすることで十分に使えると説いている書籍もあります。
またこの時、次サイクルの改善・調節を実施しやすくするために行動実績を数値として把握しておくと良いです。
どういうことかと言うと、例えば「販売実績100件」という目標の場合、「電話アポ〇回」、「訪問先〇件」、「1件当りの時間〇分」など、効果的と考えられるもの、かつ、数値で定量的に示すことができるものを目標を達成するための間接的な「行動目標」として設定します。
これによって後々振り返る時に、どの程度行動したかが見える化されていることで、要因分析と改善が図りやすくなるでしょう。
仮に、これらの間接目標を実行して目標が達成できなかった場合は、定期的な振り返りで「新たな間接目標を立てる」か「間接的な行動目標の回数を見直す」ことにより、再度目標にトライしていきます。
また、目標が「資格を取得する」のように数値でない場合でも、例えば参考書の進捗度や学習時間数に置き換え、測定が可能な”行動要素”に分解し、行動目標の達成に向けてトライ&エラーを繰り返すことで、目標が達成できると思われます(スモールステップの設定もお忘れなく)。
ただし、実際の世の中一般的な課題は、この資格取得の事例のように投資量と達成量が比例しないので、多角的な要素の検討が必要で、難しいと思います。
最後に
私はこれらについて、主に手帳の週間ダイアリーを使って一週間の様子を振り返り、次週はどうするかを考えていますが、行動量・履歴などはEXCELでどの程度時間を費やしたかを毎日記録して視覚化するようにしています。
まだまた色々な工夫とアップデートの余地があると思いますが、今後ある程度、方法論が固まってきたら、ツール・事例なども随時公開していきたいと思います。